ゴールデンウィークの晴天の日、神奈川県西部のJR根府川駅を周遊するウォーキングを楽しんできました。
柑橘類の花が満開となる時期でとても良い香りに包まれながらの散策でした。ただ、コース状況は小田原市のパンフレットから変わっていたので最新の状況をお伝えします。
歩きながら見つけた花々ははなつうWEST Blogで詳しく紹介しています。
起点はJR根府川駅。μ’sの聖地としても有名ですね。今までで何100回と通過していたはずですが駅に降り立ったのは初めてです。無人駅とはいえヒルトン小田原の送迎バスの発着地なのでそれなりに人がいます。駅前には公衆トイレもあります。
県道を歩き始めてすぐの右側の寺山神社。地域を代表する神社です。
パンフレットのモデルコースを離れ豆相人車鉄道根府川駅跡を探します。案内看板があることになっていますがいくら探してもそれらしきものはありません。どうやら撤去されてしまったようです。この意味ありげな石材は名残なのでしょうか?今回は軽便鉄道の遺構を巡るのも楽しみの一つだったのですが残念です。
急な坂道を谷側に下り釈迦堂方面へ。途中、白糸川橋梁の下をくぐります。
白糸川にかかる赤い小さな橋からは綺麗な川の流れと新緑の緑がとても綺麗でした。左側奥が白糸川沿いに建つ釈迦堂です。
釈迦堂のご本尊は階段を下った地下にありました。昔は人々が見上げる場所にあったそうですが、度重なる地震による土砂崩れや洪水被害で地中に埋もれてしまい、地元の方が何とか土砂を取り除いたのだそうです。ということは、以前は地盤が10M近く低かったということです。
少し坂を上り直して根府川関所跡へ。ここも度重なる自然災害で破壊され、今は石碑のみが残ります。
モデルコースは元の県道に戻ることになっていますが歩道のない車道はできれば歩きたくないので、小さな橋を渡りまっすぐ西側をショートカットしました。住宅街を過ぎると急に細くなって不安でしたがすぐに階段のある整備された道に出ます。この辺りからミカンの花の香りが強烈になってきました。民家の庭先のシャクナゲの花も綺麗でした。
県道に出たら左折して暫く歩道のない県道沿いを歩きます。途中、海側に開けた場所では国道135号方面の相模湾の眺望が素晴らしかったです。東側に開けた斜面を利用してたくさんの柑橘類が植えられていて、その花の香りがどこまでも漂ってきます。
天正庵跡の、今はベーカリーになっているお店で美味しいランチと柑橘のジュースで一休みして大美和神社へ。
パンフレットにはこの場所の入口に豆相人車鉄道江之浦駅跡のプレートがあることになっていますが、それも撤去されたようで見当たりませんでした。
すぐ近くの昌満寺。お庭が綺麗でした。
江之浦公民館を過ぎたら左に折れ急坂を下ります。暫くすると小さな見晴台があり江之浦漁港や湘南方面の眺望が開けます。
さらに坂を下っていくと国道に出て、車の切れ目を待ち国道を横断し漁港に到着。漁港沿いの道を少し北に歩き狭いガードをくぐって国道に戻り、あまり快適とは言えない歩道を歩き土産物屋が集まる真鶴パーキングエリアへ。山側に逸れて急坂を登って根府川駅に戻りました。
GPSのログによると、今回のコースは7.5Km、累積標高257M、ランチ時間を含めのんびり約3時間のウォーキングでした。